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戦争における「人殺し」の心理学 [ デーヴ・グロスマン ]のレビューは!?

30代 男性さん
本書は戦争であっても大多数の人間は人間を殺すのをためらってきたのであると著者は過去の戦争を例にとって説明してくれる。人間は心理的に人殺しを嫌がるようになっているのである。この本を読んで初めて戦国時代での死者の原因が弓矢であったというのが理解できた。問題は後半である。分量が多いのと著者はベトナム戦争以降は条件付けにより殺人をためらわないようになったというが、その条件付けとは何であるかイマイチ理解できなかった点である。しかし間違い無しの良書である。

30代 女性さん
まだ届いてないけど、期待してます。とても興味があります。

40代 男性さん
アメリカの軍隊で教科書にもなっているという本書。 どうやったら普通の人を殺人マシーンに改造できるか、が 書いてあるが、決して殺人マニュアルではない。 むしろ、軍隊でどのようなことが行われていて、それが のちの人生にどう影響するか、そして、戦闘後にどうやって ガス抜きをしているか、なんかが書いてある。 アメリカ映画なんかで、よく戦争から帰還した人を 讃えるパレードの映像なんかが描かれているが、あれが どれほど必要なことかも本書を読めばわかる。 無差別殺人が多発する現代、人を殺すということが どれほどその人間に負荷のかかるものか、そしてのちの 人生にどれぐらい影響を与えるか、を思い知らされる 一冊。 よくアメリカの話で、暴力的なシーンのある映画や ゲームが殺人を犯す人間を作り上げる、というような 話を聞くが、本書を読めば、なるほど納得である。 ただし、軍隊とは違うので、ストレートに誰にでも 適応できるわけではないと思うが。 いろんな意味で、いろんな部分でとても勉強になったし 考えさせられる一冊だった。 ちょっと分厚いですが、オススメの一冊です。

年齢不詳さん
同じ人の著書を読んで、こちらの本を知りました。戦争の心理学と併せて読むことをお勧めします。

年齢不詳さん
近くの本屋では、お取り寄せに時間がかかるので、今回送料無料ということでお世話になりました。 主人29*私26ですが、色んな年齢の人が読んでも面白い話だと思います。

20代 男性さん
「どんな社会にも盲点がある。直視することが非常に難しい側面、と言い換えてもよい。今日の盲点は殺人であり、一世紀前には性だった。」 本書引用 文字通り"人殺しの心理学" 人を殺すというリアルを事象と分析によって読める一冊 一読の価値あり

30代 男性さん
フルメタル・ジャケットなどに代表される戦争の狂気を扱った作品は多いですが、この作品は戦中でも維持された人間の理性について言及されておりとても興味深いです。

30代 男性さん
実際の戦場では、「殺される恐怖」から、必然的に自己防衛本能から「相手を先に殺す」と思うじゃない? でも、違うらしい。敵に当たらないように砲撃していた=人間には同種殺しをしない、という動物的本能の存在、「殺される恐怖から逃れる自己防衛本能より、同種殺しを避ける本能が勝るケースが多い」という衝撃の事実に驚く。そして同時に、それをどうやって「同種殺し」忌避本能を殺していくか。教育していくか。を論理的に展開する本書に、すごい戦慄を覚える。 人間には「仲間(同種)に迷惑をかけられない」という本能もあるらしい。それを刺激し、殺人させるんだそうだ。しかし、兵士の半数は、同種殺し忌避本能と、同種裏切り忌避本能の板ばさみで、心理障害をきたすらしい。 本能を麻痺させられた。。。ベトナム戦争帰還兵士の人格障害が多いのは、そのせいだと思う。 企業経営の参考になるかな? と気軽に読んで、すっげー失敗した。人間は、人間を支配してはいけない。もしその手法をマネジメントに組み込んでいる組織は、必ず自滅・崩壊するだろう。

年齢不詳さん
アメリカの陸軍士官学校で使われている教科書だそうです。 ファイブデイズウォーのDVDを見たあと、主人公のホイットルシー少佐について調べていたら、この本に行き当たりました。 限界を超える戦いに耐え英雄と評価されながら悲劇的な最期を迎えたホイットルシー少佐。 少佐の記述は数文でしたが、彼が抱えきれなかった闇について、記述されていました。 またベトナム戦争の兵士が刷り込まれたこと、どうして戦後復員兵士の社会復帰が困難だったか、訓練時の標的を人の姿に似せるのか理由が書いてあって興味深かったです。